ひな飾りの名脇役 ~花類~

今回はひな飾りの脇役にスポットを当ててみます。

第一弾は、両脇に飾られる【花類】について。何気ない飾りですが、
あるのとないのではひな飾りの華やかさが違ってくるので不思議です。

一般的なのは桜と橘(たちばな)
桜橘

これは京都御所にある紫宸殿(ししんでん)の左近の桜、右近の橘を模したモノです。
(これ節句人形アドバイザー試験の問題集にもよく登場します)
ひな飾りの形式は、公家の結婚式がモデルとされているので、
このような場所の飾りが選ばれたようです。

桜は、春の代表的な花でもあり、日本を代表する花。
橘は常緑樹で、冬に黄金色の実がつき、不老長寿の木とされているため
両者とも、ひな人形を飾るうえでの意味としてもふさわしい感じがします。


ただ最近はこの花類もいろいろありまして、桜橘と同じくらい一般的なのが紅白梅
紅白

こちらも春を代表する花であり、京都御所南面にある「壺庭」にも
紅梅、白梅が一対となり植されています。

こちらは、桜橘よりも主張がありません。
そのぶん、さりげなく存在しながらも、お人形を引き立たせてくれるので
親王飾りとの相性はこちらのほうが良さそうにも思います。

現在アレンジフラワー的なものも現れ、じつに様々な種類が存在します。
アレンジ

鯉徳では組み替えも出来ますので、ぜひお好みの品を探してみてはどうでしょうか?

この投稿をシェアする


コメントを残す