コレクション:

岡半イメージ(桜橘)


岡田半蔵氏により、造花製造店として大正11年東京浅草に創業。


当時は歌舞伎を題材にした人形の小道具、祭礼用、そして神社仏閣での装飾用として、多岐にわたり造花を製造し活躍。大正年間は需要に対して供給が間に合わず、作る側から製品が売れていく時代であったそう。


しかし関東大震災により移転を余儀なくされ、現在のさいたま市緑区に移住。以来この地で人形用造花製造を謳い、卓越した職人技が半蔵氏の息子(二代目)、そして孫の現三代目 雄二氏へと引き継がれています。


染色、切り出し、組み上げに至るその全ての工程は一貫して手作業にこだわり、"さりげなく良いものを"を制作の上でのモットーとしています。その造形美もさることながら、同社の得意とする花びらや葉の絶妙な色合いは、古来より桜を愛でる日本人の目で判断しているからこそ出せる風合いです。


節句飾りにおいて造花は主役ではなく、あくまでも脇役。とはいえ細部に至るまで妥協せず、いくつもの工程を経て作り込まれたそのたたずまいは、主役の人形にも負けず劣らずの美しさを誇ります。しかしながら主役を決して邪魔しない存在感であることこそが、一流の人形師からも絶大な信頼を寄せられている所以であるのでしょう。


長きに渡る歴史とともに、伝統文化や節句文化を縁の下から支え続けてきた岡半。古来より続く慣習や伝統行事が少なくなっている昨今ではありますが、異業種とも関わり合いながらメイドインニッポンの職人技を駆使し、次世代への展開を見つめている熱き工房です。



岡半ロゴ

岡半

創業大正11年。"さりげなく良いものを"モットーとし、染色、切り出し、組み上げに至るその全ての工程を一貫して手作業にこだわり制作する造花製造工房 岡半。同社の得意とする花びらや葉の絶妙な色合いは、古来より桜を愛でる日本人の目で判断しているからこそ出せる風合いで、一流の人形師からも絶大な信頼が寄せられています。

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