五月人形 兜 / 鈴甲子雄山 / 源義経 紫裾濃威(黄瀬川陣モデル)

通常価格 110,000 (税込)   完売単価  あたり 

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五月人形 兜 源義経 鈴甲子雄山 紫裾濃

甲冑師 鈴甲子雄山作
源義経の兜 紫裾濃威(黄瀬川陣モデル)


壇ノ浦の戦いで平氏を滅ぼした源氏の若武者 源義経(みなもとよしつね)。今昔問わず高い人気を誇る歴史上の人物であることから、これまで数多くの甲冑職人の手によって義経モデルの鎧や兜が制作されています。

歴史的名画をお手本にしています

黄瀬川陣
出典: 東京国立近代美術館 安田靫彦展より

安田靫彦筆 紙本著色黄瀬川陣(※1)に描かれているのは源頼朝と義経。この絵画を手本として、業界屈指の技巧派として名高い経済産業大臣指定伝統工芸士、鈴甲子雄山が兜を制作しました。


現存する鎧や兜の忠実模写を得意とする雄山は戦国武将の甲冑も数多く手がけており、そのどれもが細部に至るまで妥協を許さない仕上がりに。専門家からも支持され、その品質と実績の高さに定評があります。


(※1)安田靫彦筆  紙本著色黄瀬川陣
-東京国立近代美術館蔵-


平家追討の兵を挙げた源頼朝が黄瀬川に陣を置いた際に、奥州より参じた弟・義経と感動的な対面をはたしたさまを日本画家の安田靫彦(1884-1978)が屏風に描いた大作で、2011年に国の重要文化財に指定されました。

紙本著色黄瀬川陣

兜本体のこだわり


五月人形 兜 源義経 鈴甲子雄山 紫裾濃 正面

▲ 唐櫃は兜の台座、収納箱として使用します。


五月人形 兜 源義経 鈴甲子雄山 紫裾濃 ななめ

兜正面の鍬形(くわがた)と飾り金具はすべて、真鍮製の純金メッキ仕上げ。鍬形はひとつずつ丁寧に手作業で研磨しています。


兜両脇の吹返(ふきかえし)とよばれる部分には、獅子と牡丹が描かれた鹿革を使用。獅子は"百獣の王"、牡丹は"百花の王"とされ、共に描かれることで「さらなる飛躍」もしくは「安住の地」を意味するたとえとして、古来より吉祥の構図として描かれてきました。


五月人形 鎧 源頼朝 鈴甲子雄山 奉納 兜後ろ

頭を包み込む鉢(はち)の部分。成形品ではなく、複数の金属板をそれぞれ鋲でとめて成形する"矧(はぎ)合わせ鉢"とよばれる実物同様の制作技法を用いて仕上げています。



五月人形 兜 剥ぎ合わせ鉢

▲ 矧合わせ鉢のパーツ。溶かした金属や樹脂を型に流し込んで成形する鋳物とは異なり、無数の異なるパーツを組み合わせ、実物同様の手法で作られる矧合わせ鉢。鋳物より軽量だが耐久性があり、見た目の美しさも別格です。


五月人形 兜 源義経 鈴甲子雄山 紫裾濃 後ろ

兜背面。一般的な同サイズの兜にくらべ使われている威糸は細く、それを通していく穴の間隔はわずか3mm。一本一本細い威糸が密に美しく並ぶ兜の後姿からは、職人の丁寧な仕事ぶりが十分感じられるはずです。


色目は絵画同様「紫裾濃威(むらさきすそごおどし)」とよばれる配色です。裾濃とは上部が淡く下部が濃いグラデーションが表現された威のパターンです。


紫のなかに一部黄色が使われていますが、これは紫裾濃が"菖蒲(しょうぶ)"の色目をモチーフとしているからと言われています。


菖蒲は薬草として優れていることから「魔除け・厄除け」の意味を持っていること、その音が"尚武" "勝負"に通じること、また開花時期が端午の節句にかさなることなどから「男児にとっての縁起物」として捉えられ、今なお菖蒲湯のような風習も残っています。

菖蒲イメージ

ご家族の想いを裏切ることのないよう、末長く飾ってもらえるようにと知恵を絞り、素材を吟味し、細部に至るまで技を磨き作り上げられる職人の品。「神は細部に宿る」のクラフトマン精神を礎にした手仕事の温もりが感じられることでしょう。


主役を支え彩る名脇役


人形をより美しく際立たせるために存在する周辺のお道具類。なかでも屏風や飾台は、全体のイメージを左右するほど重要な役割を担っています。


「主役の存在感を損なわずして、より魅力的な空間を演出するためのものづくりを」


そんなテーマと向き合いながら、職人は日々絵柄の構図や配色、そして質感に至るまで試行錯誤を繰り返し、卓越した技術をもって美しい製品をつくり続けています。

金彩松原

加工した金箔の上に"松と波"を描いた屏風は、東京都墨田区にある老舗屏風工房「片岡屏風店」が制作しています。


金彩松原

着物に絵付けをする際に用いられる"金彩"の技術で描かれた松と波。下地となる箔の不規則な輝きによって変わるその表情がより兜を際立たせてくれます。



弓太刀 赤房

兜両脇に飾る弓矢と太刀。天然羽の一本矢には「狙い(願い)が一発で仕留め(叶え)られますように」とのメッセージが込められています。弓の装飾は藤巻仕上げ。脇飾りでも手を抜きません。


弓太刀 赤紺房

また、太刀には「光り輝き邪気をはらう」と言い伝えられていることから、簡略化せずに鞘(さや)が抜け刀身が現れる仕様となっています。※模造刀で切れませんが取扱にはご注意ください


大人目線でも十分お楽しみいただけるのは、ジャパンクオリティの五月人形だからこそ。お子さまの成長を見守りながら、ぜひご家族揃って端午の節句をお楽しみ下さい。



商品詳細

作者・工房 鈴甲子雄山(すずきねゆうざん)
生産地 千葉
サイズ 台・屏風付き:間口60 × 奥行40 × 高さ56 cm
人形本体のみ:間口34 × 奥行28 × 高さ53 cm
本体仕様 正絹糸威 矧ぎ合わせ鉢 本革吹返 鉢裏皮張り 純金鍍金鍬形 純金鍍金飾金物 木製唐櫃
※本体にプラスチックは使用しておりません
屏風 金彩松原
飾台 木製黒塗台
弓太刀 藤巻弓太刀(一本矢) ※太刀は鞘から抜けます。
お道具
付属品 ■お手入れセット(毛バタキ・手袋・クロス)
■作者立札
■手書き名入木札※記入欄にお子さまのお名前を必ずご入力下さい
注意事項 ■手作りのためサイズや形状、色合いが各々多少異なります。
■ご使用のモニターにより、実際の色と異なって見える場合がございます。


作者・工房について



鈴甲子雄山 ■経済産業大臣指定伝統工芸士 ■日本人形協会認定節句人形工芸士

明治時代、初代雄山"鈴木甲子八"により東京都墨田区に創業。業界屈指の技巧派として不動の地位を確立。国宝や重要文化財などの現存する甲冑を実地に調べあげ忠実に模写する技術は極めて高く、その作品の数々は重厚且つ繊細。専門家たちからも高い支持を得ている。 ▶インタビューページへ