この記事でわかること
- つるし雛・つるし飾りが人気を集めている理由
- つるし雛の歴史と由来
- ひな人形との違い
- つるされた人形に込められた願い
- 日本三大つるし飾りの産地
近年、急速といってもいいくらいに贈り物としての地位を確立したのがコチラ。
【つるし雛・つるし飾り】 と呼ばれる飾りです。
もともとは伊豆地方など一部の地域で、 おひなさまと一緒に飾られていたものですが、 テレビや新聞などの各種メディアを通じて、 今では全国的に知られる存在となりました。
その華やかさと可愛らしさで、 ひな祭りを彩ってくれるだけでなく、 収納にも優れていることから、 初節句のお祝いとしても高い人気を集めています。
また近年では、 季節感のあるインテリアとして、 お節句とは関係のない方々にも親しまれるようになりました。
店舗ディスプレーや海外へのお土産として選ばれることも増えています。
今年飾ったおひなさまに、
もう少し彩りを添えたい。
そんな時につるし雛は、
とても良い仕事をしてくれます。
つるし雛は雛人形の代わりではありません
つるし雛は雛人形の代わりではありません。
あくまでも雛人形を引き立てる
「脇飾り」に属するお飾りです。
つるし雛・つるし飾りとは?
つるし雛は江戸時代から伝わる風習です。
親族や家族が、 子どもの幸せや健やかな成長を願いながら、 一針一針人形を縫い上げ、 糸でつるして飾ったことが始まりとされています。
人形一体一体には意味が込められており、 豪華なものになると100体以上がつるされることもあります。
なかでも、
- 伊豆稲取(静岡県)
- 柳川(福岡県)
- 酒田(山形県)
の三地区は特に有名で、 「日本三大つるし飾り」と呼ばれています。
人形それぞれに込められた願い
つるし雛の魅力は、 ひとつひとつの人形に意味が込められていることです。
| 手まり | 家族の輪、人との縁 |
| 金魚 | 魔除け(伊豆では金目鯛を表すとも) |
| 巾着 | お金や物に困らないように |
| 猿 | 厄が去る |
| 菓子 | 食べ物に困らないように |
| 鳩 | 平和の象徴 |
| 果物 | 豊かな実りへの願い |
| うさぎ | 子孫繁栄・神様の使い |
| 被布 | 着るものに困らないように |
| ぽっくり | 足腰が丈夫に育つように |
| 玩具 | 退屈しない人生を送れるように |
| 這子(ほうこ) | 健やかな成長への願い |
一体一体に込められた願いを知ると、 つるし雛は単なる飾りではなく、 家族の想いを形にしたお守りのような存在にも思えてきます。