この記事でわかること
- 作札に記された「○○作」が意味するもの
- 衣裳着ひな人形における着付け・振り付けの重要性
- 人形の美しさを左右する「形」の見方
- 鯉徳が大切にしている人形選びの基準
今回は予告通り「衣裳着ひな人形」について。
作り手により、見るべきポイントは多々ありますので、 あくまでも簡単な説明であることをご了承下さい。 また、これはあくまでも当社基準による考え方でもあります。
ひな人形は同じように見えても、 作り手や着付けによって仕上がりに大きな違いが生まれます。
今回はその中でも、 私たちが特に大切だと考えているポイントをご紹介したいと思います。
違いその1.人形製作者について
人形は多岐にわたる工程を経て完成しますが、 そのほとんどが分業体制によって製作されています。
作り手も様々で、パートのおばちゃん達から その道何十年という伝統工芸士まで実に幅広く存在します。
特に衣裳着人形において重要なのが、 衣装の「着付け・振り付け」です。
この工程は経験やセンスによる差が大きく、 出来上がりの美しさを大きく左右します。
すべての人形が伝統工芸士によって着付けられているわけではありません。
実際には海外で着付け工程が行われている人形も存在します。
※当店では着付け工程が海外で行われている人形は取り扱っておりません。
ちなみに作札などに書かれている 「○○作」とは、 どの工程を担当した人なのでしょうか。
多くの場合は 「着付け・振り付け」を担当した人形師 の名前が記されています。
また場合によっては、 お顔(頭)の製作者名が記されることもあります。
よく見かける
「人形の○○作」
「人形の○○監修」
といった作札がありますが、
それは店名であり、そのお店で人形を製作しているわけではありません。
違いその2.人形の形について
私たちはお殿さま、お姫さまを正面から見たとき、 左右対称で正三角形、もしくは二等辺三角形であることが 美しさの最低条件だと考えています。
片方の袖だけが上を向いていたり、 左右のボリュームが極端に違っていたりする人形は、 たとえ安価であっても購入を慎重に検討した方がよいでしょう。
場合によっては着崩れの原因となることもあります。
長く飾ることを前提に考えれば、 結果的に高い買い物になってしまうこともありますのでご注意下さい。
もちろん良識のある専門店であれば、 そのような人形を取り扱うことは少ないと思いますが…。
今回はここまで。 次回はさらに具体的なポイントについてご紹介したいと思います。