雛人形 / 横山一彦 / 星月夜
ゴッホの名作 "星月夜" をモチーフにしたアート感覚な雛人形
世界的名画の色彩に由来した "アートを愛する大人たち" までもが楽しめる"名画の色彩シリーズ"。
第1弾はゴッホの名作" 星月夜"。名匠 横山一彦がその世界観をひな人形に落とし込みました。
ゴッホ『星月夜』
ポスト印象派の画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)による名作 "星月夜"。巧みな色彩表現と浮世絵の影響を感じさせる構図により描かれた、 想像上の風景画といわれています。"ひまわり"とならび、日本でも人気の高いこの作品はニューヨーク近代美術館(MOMA)の永久コレクションとして所蔵されています。
名画に融合する伝統工芸の美
360度どこから眺めても美しく感じられるよう計算されてつくりあげた"造形美"。女雛の後ろ姿はかさねの一枚一枚の色彩がより美しく見えるよう、長く尾を引いた着付けにこだわり、写実的な十二単の美しさを追求しています。
衣装へのこだわり
絵画に見られる紺・青・白・グレー4色をベースとして、男雛と女雛の衣装を制作。星や月が描かれた黄色は、絵画同様アクセントカラーとして採用し全体を引き締めています。
また、絵画内の夜空にみられる "うねった筆使い" を伝統的な金駒刺繍(※1)による唐花文様を用いて表現する横山さんのアイデアは、ニッポンの伝統工芸士ならではの高度な遊び心ともいえるでしょう。
(※1)金駒刺繍/きんこまししゅう
刺繍技法のひとつ。刺繍針に通せない太い糸や金糸などを、木製の"駒(糸巻きの一種)"に巻き、それを転がしながら刺繍糸を下絵に沿ってはわせ、"綴糸(とじいと)"で留めていく技法です。金糸を使うと"金駒刺繍"、銀糸を使うと"銀駒刺繍"と呼ばれます。
お顔だち
幸せそうな笑みをたたえた、上品でかわいらしい表情の男雛と女雛。優しくお子さまの成長を見守り続けてくれることでしょう。
主張しすぎず主張して、主役をより美しく
人形をより美しく際立たせるために存在する周辺のお道具類。なかでも屏風や飾台は、全体のイメージを左右するほど重要な役割を担っています。
「主役の存在感を損なわずして、より魅力的な空間を演出するためのものづくりを」
そんなテーマと向き合いながら、職人は日々絵柄の構図や配色、そして質感に至るまで試行錯誤を繰り返し、卓越した技術をもって美しい製品をつくり続けています。
絵画の世界観を損なわぬよう、トーンを落とした空間演出を心がけました。表情のあるグレーの和紙屏風が夜の雰囲気を漂わせます。
木製の飾台は洗練された薄型仕上げに。マットブラックの色味が味わい深い仕上がりです。
電池式のLEDコードレス燭台(しょくだい)。すっきりとした印象で、雛飾りがよりモダンに見えると好評です。本体の土台には木を、支柱には真鍮を使用し雰囲気のある仕上がりです。
子どもたちが物事に興味や関心をしめす最初のきっかけは、親の感受性によるところが少なくありません。親が楽しみ心惹かれるものには、子どもたちも同じ嗜好を引き継いでいくものです。大人目線の鑑賞で美しいと感じられる人形は、お子さまも同じように楽しみ、いくつになっても飾りたいと思うのではないでしょうか。
世界基準の色彩美とニッポンの職人技を融合させた節句人形で、思い出も記憶も残るお祝いをどうぞお楽しみください。
音楽で感じる星月夜。プレイリストつくりました♪
※Spotifyはインターネットを使った音楽ストリーミングサービスです。アプリのダウンロードは無料。PC、タブレット、スマホで利用できます。
商品詳細
作者・工房 | 横山一彦 |
生産地 | 東京都 |
サイズ | 間口60 × 奥行35 × 高さ26 cm |
本体仕様 | ■金駒唐花刺繍 ■木胴 ■木手 |
屏風 | テクスチャーグレー屏風 |
飾台 | 木製つや消し黒木目平台 |
飾り道具 | ― |
花類 | ― |
雪洞 | LEDコードレス燭台(テスト電池付) 支柱:真鍮 |
付属品 | ■お手入れセット(毛バタキ・手袋・クロス) ■作者立札 |
注意事項 | ■手作りのためサイズや形状、色合いが各々多少異なります。 ■ご使用のモニターにより、実際の色と異なって見える場合がございます。 |
作者・工房について