五月人形 木目込兜 / 柿沼東光 / 若葉の輝き(国分チエミ)

通常価格 130,000 (税込)   完売単価  あたり 

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伝統美の新基準。“木目込兜 若葉の輝き“


伝統ってなんだろう…?古来より続いてきたものだけが伝統を名乗ることを許されるの?これから先の未来に続く伝統の一歩を新しく創り出すことはできないの?作品づくりに臨む際、多かれ少なかれ現代に生きる伝統工芸士ならば誰しもが通過するこの疑問。


経済産業大臣指定伝統工芸士の人形師 柿沼東光が今回出した解は、宮中装束の流れを汲んだ絢爛豪華な柄や古典柄に頼るのではなく、今の時代だからこそ感じる「新基準の美」を躊躇なく取り入れること、そして女の子ならこう男の子ならこう…というこれまでの画一的な固定概念を取り去ることで新しい伝統への一歩を踏み出すことでした。


その考えをよりわかりやすく、形にしたのがこちらの五月人形。一流イラストレーター 国分チエミさんとのコラボレーションから生まれた木目込み兜飾り "若葉の輝き" です。


本品のために誕生したイラスト


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五月人形 兜 若葉の輝き 柿沼東光 木目込人形

この人形のために国分さんが描いた原画を、本人監修のもと忠実に布地に染色。その完成した布を兜本体に採用しました。


国分さんの描くイラストの特徴は、現在CG作品が主流となっているなか全て手描きでおこなっているところ。柔らかな色彩と手描きならではのタッチが大人の可愛さと上品さを醸し出し、多くの人たちを魅了し支持される所以となっています。



五月人形 兜 若葉の輝き 柿沼東光 木目込人形

兜の鍬形(前立)には"金沢箔押"仕上げをほどこし工芸品としての空気感を色濃く残しています。


主役をより美しく演出


人形をより美しく際立たせるために存在する周辺のお道具類。なかでも屏風や飾台は、全体のイメージを左右するほど重要な役割を担っています。


「主役の存在感を損なわずして、より魅力的な空間を演出するためのものづくりを」


そんなテーマと向き合いながら、職人は日々絵柄の構図や配色、そして質感に至るまで試行錯誤を繰り返し、卓越した技術をもって美しい製品をつくり続けています。

五月人形 兜 若葉の輝き 柿沼東光 木目込人形 台屏風五月人形 兜 若葉の輝き 柿沼東光 木目込人形 台屏風

人形本体以外の部分にも国分チエミの世界観を取り入れています。


屏風には国分さんがこのために製作した原画を忠実に再現したオリジナルアートパネルを設置。ユーモラスな富士山とリズミカルな桃の花、それらを優しく照らす太陽が描かれたイラストは、誕生したお子さまの成長を見守るにふさわしい縁起の良いデザインです。現代の住空間にも溶け込むよう、屏風のフレームにはメープルの無垢材を使用しています。


また木製の飾り台は会津塗。新芽萌え出る大地に見立てた萌黄色は、端午の節句の季節にぴったりの清々しい情景が表現されているようです。


五月人形 兜 若葉の輝き 柿沼東光 木目込人形 弓太刀

その世界観を崩すことなく弓と太刀の飾りも同系色に統一。なおかつ従来の弓太刀制作の技法とは異なる、柿沼東光ならではの木目込人形の製法を用いてつくられた弓太刀飾りです。強くたくましくを表現する重厚な黒塗のお道具類とは異なり、作品全体から優しさや可愛らしさを感じさせる仕上がりとなっています。



"職人の技"と"イラストレーターのセンス"が生んだ、新しい節句人形の可能性を示唆した兜飾り 若葉の輝き。未来へとつながる両者のクリエイティビティーな魅力をそばで感じながら、末永く端午の節句をお楽しみ下さい。



ご注意

"兜の鍬形(前立)"の金色部分は、塗装やメッキではなく手作業による"金箔押加工"をほどこしています。金箔を貼りつける際に生じるシワを伸ばすと、その部分は細かな筋状になります。キズと誤解される場合がございますが、制作上の特質であり決して不良品ではありません。手仕事の工芸品が持つ独特の味わいとしてご理解願います。

五月人形 兜 若葉の輝き 鍬形


商品詳細

作者・工房 柿沼東光
生産地 埼玉
サイズ 間口40 × 奥行25 × 高さ30 cm
本体仕様 国分チエミ監修オリジナルテキスタイル仕様
屏風 国分チエミ監修オリジナルアートパネル付メープル無垢フレーム
飾台 木製会津塗(萌黄)
道具 木目込み弓太刀
付属品 ■お手入れセット(毛バタキ・手袋・クロス)
■作者立札
■手書き名入木札 
注意事項 ■手作りのためサイズや形状、色合いが各々多少異なります。
■ご使用のモニターにより、実際の色と異なって見える場合がございます。


作者・工房について

柿沼東光ロゴ

柿沼東光 ■経済産業大臣指定伝統工芸士 ■東京都指定伝統工芸士

昭和23年 東京都生まれ。本名"柿沼正志"。昭和49年、初代東光に師事し人形製作に専念。華麗なる色彩、気品あふれる親王飾をはじめとして日本情緒を映す優美な人形を次々に発表。独自の技法を開拓し、品質向上及び伝統的技術の改善向上に貢献している。