破魔弓 / 桑弧蓬矢 単品 / 伯峰作
【読み方】そうこほうし
【意 味】男子が四方へ雄飛して成功しようとする志のたとえ
桑弧とは"桑の木"で作った弓のことで、蓬矢は"蓬(よもぎ)の茎"で作った矢のこと。昔、中国では男の子が生まれると六組の桑弧蓬矢を作り、天地四方を射て将来四方に雄飛するのを祝い願った故事があり、それが語義のルーツとなっています。
この言葉をもとに、四つ矢飾りの破魔弓を制作しました。


天然素材にこだわった、工芸品の風格。
弓は当然のごとく"桑の木"を使用。矢羽は蓬の葉に見立てた"和紙"を使用。その他の部分は"桐材"で仕上げています。樹脂や化繊を使わず天然素材にこだわった仕様は、工芸品本来の美しさを感じられることでしょう。
縁起物要素も総やかに。知的好奇心をくすぐる確かな逸品。
桑弧蓬矢という言葉の意味のみならず、縁起物として更に験(げん)を担ぎ、"陰陽五行の法則"に準じた構図で制作されています。全4本ある矢の先端部には、それぞれ"青龍(青)" "朱雀(朱)" "白虎(白)" "玄武(黒)"とよばれる「四神(東西南北4方の神々)」の姿が丁寧に手彫りされ、1本ずつその神々を表す色の装飾がほどこされています。

東…青龍(青)

西…白虎(白)

南…朱雀(朱)

北…玄武(黒)

陰陽五行の法則において、その中央は"黄色"とされているので、破魔弓中央部の"飾り房"や"矢摺籐"の箇所には黄色を用いています。
飾り気のない清らかさ。
生まれてきた男児へ贈る言葉の意味もさることながら、従来の破魔弓にみられるような装飾を見事なまでに削ぎ落とした潔さが、唯一無二の存在感に。千利休、松尾芭蕉、柳宗悦…わび・さび文化を継承する日本流の"引き算の美"がそこにあります。
また「北欧スタイルのわが家に破魔弓はちょっと…」なんて、先入観で敬遠されていたご家庭にも、すんなり受け入れていただける佇まいです。天然素材ですので、お子さまの成長とともに破魔弓自体の色合いも変化していく"経年変化"も味わいのひとつ。どうぞ末永くご愛用ください。
商品詳細
作者・工房 | 伯峰 |
生産地 | 大阪 ※一部の作業工程を中国工場で行っております。 |
サイズ | 間口27 × 奥行13 × 高さ60 cm |
本体仕様 | ■弓:木製(桑) 藤巻 ■矢:和紙製矢羽根 ■他:木製(桐) |
注意事項 | ■手作りのためサイズや形状、色合いが各々多少異なります。 ■ご使用のモニターにより、実際の色と異なって見える場合がございます。 |
作者・工房について